アムール虎。

虎は、熊やライオンと同じ全地球の最大野獣の一つであるから人間の注目を集め、尊敬を懐かせる動物である。雄の個体では体重350キログラムにも達する。しとやかな優雅な猫は、密林の茂みを軽く踏み、すべるように動き、険しい岩壁と山を越えていき、大小河川を渡っていく。捕獲するとき、ねばり強く追いかけ、短く飛びあげて追い詰めて捕える癖を持っている。主肉食はイノシシと大鹿である。

アムール虎は希少・絶滅恐れのある動物とされている。かつて絶滅危険が高くなって、1947年に狩猟禁止する規制が採択されてから、頭数が増え来る傾向になった。

アムール虎は、ハバロフスク地方では、アムール川の右岸の地域だけ生息している。虎の主な生息地域はシホテ・アリン山脈の西斜面にあるホール川とアニュイ川流域範囲である。もう一つの生息地域は、主な生息地から離れた所で、タゲム川（スクバイ川の支流）流域にある場所である。生息地域の総面積は33637平方キロメートルに相当している。